環境スペース~スタッフブログ~

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秋の夜長

秋は、さまざまな言葉で表現されていますが、その中でも「秋の夜長」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
今回環境スペースでは、秋の夜長という言葉についてご紹介していきましょう。

秋の夜長とは、秋の季語で、夜がとても長く感じられることを指し示す言葉で、俳句の中では「夜長」として用いられることもあります。
有名な俳人小林一茶の句にも、
「秋風に 松風の吹く 夜長かな」
というように使われています。
寛永13年にできた花火草という俳諧論書中に、秋の夜長を指す「夜長」という表現が出てきたのが最初であると言われています。
この秋の夜長という季語は、暦上では立秋である8月7日から立冬の11月7日まで使用することができるでしょう。
しかし、現在では8月7日はまだまだ夏真っ盛りとなっているため、秋分の9月23日を過ぎてから使用するのが適していると言えるのではないでしょうか。

10月から11月の期間は、日出から日の入りまでの時間が、四季の中で最も短くなると言われており、日が昇っている時間が一番短いということは夜が長くなることにもなります。
そのため、秋が一番夜の時間が長いため、秋の夜長という言葉が使われるようになったとされています。
また、秋は涼しくて過ごしやすい気候のため、夜更かししてしまいやすく、夜が長くなるという意味もあるそうです。