環境スペース~スタッフブログ~

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消臭ビーズってどんな仕組み?置き方で効果が変わる?

玄関やトイレなど、臭いが気になるところに置いておくだけで消臭してくれるのが「消臭ビーズ」などと呼ばれるビーズタイプの消臭剤です。
プルプルとした粒が固く小さくなったら取り換えのサインといわれていますが、本当に効果はあるのでしょうか?
今回は消臭ビーズの仕組みや効果などについて、環境スペースが解説します。

 

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■消臭ビーズはどうやって臭いを消しているの?

消臭グッズには、臭いを吸着する脱臭剤や、香りで覆い隠す芳香剤などの他に、臭いを分解して無臭化する消臭ビーズがあります。
消臭ビーズは空気中に漂う臭い物質を取り込むと化学反応を起こし、中和したり分解したりして無臭化させてしまうので、根本的な匂い対策がしたいという場合に便利です。
ビーズは浸透圧の作用で吸水する「吸水性ポリマー」でできており、消臭液材をたっぷりと含ませているため、プルプルとした見た目になっています。
封を開けて消臭を開始すると消臭液材が少しずつ蒸発し、臭いの中和や分解を開始します。
消臭液材がすべて蒸発してしまうと吸水性ポリマーが元の固く小さい姿に戻る、という仕組みです。


■小さくなった消臭ビーズは水で復活する?

消臭ビーズは吸水性ポリマーでできているので、水をかければ吸水し膨らみます。
見た目は使い始めのころのようなプルプルの粒になりますが、含んでいるのはただの水なので、消臭作用はありません。
固く小さくなったら新しいものに交換してあげましょう。
また、役目を終えた消臭ビーズは必ずゴミ箱に捨ててください。
小さな粒だからといって排水口などに流してしまうと配管の中で水分を含んで膨らみ、詰まりなどのトラブルを起こすおそれがあります。


■消臭ビーズを長持ちさせる方法は?

消臭ビーズは一般的に2~3ヶ月ほど持つとされていますが、置き場所の環境によって前後します。
消臭ビーズを長持ちさせる置き方を見てみましょう。

・直射日光の当たらない場所
消臭ビーズは高温になると消臭液材の蒸発が早まります。
直射日光が当たるような場所には置かず、日陰の涼しい場所に置くようにしましょう。

・風通しのいい場所
消臭液材は空気に触れることで自然蒸発する仕組みです。
そのため、空気の流れが早い場所に置いてしまうと蒸発がうながされて、通常よりも持ちが悪くなってしまいます。
エアコンの風が当たるような場所や、風通しのいい場所は避けましょう。

 


プルプルとした見た目がかわいらしい消臭ビーズは、臭いを中和・分解してくれる頼もしい消臭剤です。
「いまいち効果が実感できない」という場合は、置き場所を見直してみるといいかもしれませんよ。