環境スペース~スタッフブログ~

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好印象を与えられる書き方は?知っておきたい手紙のマナー

卒業や異動など、3月は人間関係が大きく変化する時期なので、手紙を書く機会もあるかもしれません。
慌ててマナー違反をしてしまわないように、手紙の書き方をおさらいしておきましょう。
今回は便箋の選び方から基本の書き方まで、環境スペースが解説します。

 

手紙


■まずは便箋と封筒を選ぼう

様々なサイズと様式がある便箋は、用途に応じて選ぶ必要があります。
相手へ失礼にならないように、それぞれの特徴を知っておきましょう。

・罫線の有無
便箋には、文字を揃えて書けるように罫線が入っているものがあります。
縦書き用の罫線ならフォーマルやビジネスシーンに使えますが、横書き罫線の場合はカジュアルな用途にとどめておきましょう。
また、罫線のない無地の便箋ならどのような用途にも問題なく使えますよ。

・色や模様の有無
便箋には色が付いているものや模様が入っているものがありますが、親しい相手やカジュアルな内容の場合であれば失礼に当たりません。
白色であればどの用途にも使えます。
これは封筒も同様です。

・用紙のサイズ
便箋にはいくつかのサイズがあり、それぞれに適した用途があります。
フォーマルやビジネスシーンではB5・A4サイズが一般的ですが、カジュアルシーンではA5・セミサイズなどの大きさでも問題ありません。
その際、用紙のサイズに合わせて封筒も用意しておくといいでしょう。

・封筒の種類
封筒には短い辺に開封口のある和封筒と、長い辺に開封口のある洋封筒があります。
一般的に使用されるのは和封筒で、どのようなシーンでも使えます。
洋封筒はカジュアルな手紙や案内状、招待状などを送る際に利用されることが多いです。


■手紙の基本の書き方

手紙を書く際にはいくつかのマナーを守らなくてはなりません。
構成をみていきましょう。

◎前文:頭語と時候のあいさつ
◎主文:手紙の目的や要件
◎末文:結びのあいさつと結語
◎後付:日付と差出人、宛名

これら4つを丁寧に書いていきます。
ただし、主文の中で相手の名前が下にきてしまったり、自分の名前が上にきてしまったりしないように注意しましょう。
また、便箋が複数枚になった際、最後の1枚に後付だけを書くのはマナー違反です。


■時候のあいさつは手紙ならでは

時候のあいさつは手紙ならではの文化といえます。
定型の文言ばかりでなく、少し工夫して変化を持たせると好印象を与えられます。
長い期間使えるあいさつもありますが、使用時期が限られるものもあるので、相手に届く日を確認しながら盛り込みましょう。
文末での結びのあいさつも気を抜かずに丁寧に書くと心のこもった手紙となりますよ。


メールやチャットで済ませられることでも、あえて手紙にすることでより気持ちが伝わるものです。
手紙にすることで普段は言えないことも素直に伝えられるかもしれませんよ。