環境スペース~スタッフブログ~

環境スペースのスタッフが、日々の出来事などを書いていきます。

頭痛薬を飲むと変な匂いがする!?匂いの正体を探してみた

頭が痛いとき、熱が出た時、解熱鎮痛剤を飲むことがありますよね。
環境スペースのスタッフも頭痛持ちで、よく飲みます。
薬を飲むと症状が緩和されますが、他に気になることが・・・。
それはどこからともなく感じる独特の「匂い」です。
他のスタッフにも聞いてみると、
「頭痛薬を飲むと変な匂いがする!」
「毎回この薬を飲んだ時だけ匂いを感じる」
と言っている人が数名いました。
これは一体なんだ!?
今回は、環境スタッフが鎮痛剤を飲んだ時に感じる匂いの正体について調べてみることにしました。

薬,頭痛薬


■匂いがするものとしないものがある!?

全ての鎮痛剤で匂いがするわけではないようです。
ロキソニンは匂いがしないけれど、イブプロフェンが入っているものには匂いがしたという人もいます。
詳しく調べていくと、匂いがすると言われた薬には「アリルイソプロピルアセチル尿素」が入っていることが分かりました。
どうやらこの成分が匂いがある・ないに関わっているようです。


■何の匂いがする?石油・ガソリンが多い

鎮痛剤を飲んだ時に感じる匂いとは、どのような匂いでしょうか。
環境スペースのスタッフが感じる匂いは、シンナーのようでした。
他にも「石油っぽい」とか、「ガソリン臭い」、「メントールのようなスッとする感じ」と言う人もいます。
アリルイソプロピルアセチル尿素」にはイソプロパンが含まれていますが、この成分は炭化水素に分類されるそうです。
石油やガソリンも炭化水素が主成分になります。
これを踏まえると、「アリルイソプロピルアセチル尿素」を摂取した時に感じる匂いは、石油やガソリンと同じであると言えるのではないでしょうか。


■苦手な人はロキソニンを!風邪薬にも注意

医薬品メーカーなどのサイトを調べても、鎮痛剤の副作用として石油やガソリンの匂いを感じるというものは出てきませんでした。
しかし、多くの人の口コミやブログなどの情報、環境スペースのスタッフが聞いた人の話からは、イブプロフェンが入っている薬にだけ匂いがあると言えそうです。
匂いの特徴から考えても、イブプロフェンに含まれる「アリルイソプロピルアセチル尿素」が関係しているのではないでしょうか。
鎮痛剤を飲んだ時の匂いが不快だという人は、イブプロフェンが入っていないロキソニン系の薬を飲んでみましょう。
病院や薬局で処方してもらう場合は、匂いについて相談しても良いですね。
イブプロフェンは鎮痛剤だけでなく、風邪薬などにも含まれることがあります。
気になる人は、成分表をチェックしてみてください。


今回は一般の人と薬剤師の個人的な見解から調べ、環境スペースが考察しました。
医学的に根拠のある、正確な情報が欲しい方は専門家にお問い合わせくださいね。
環境スペースのスタッフも、病院を受診することがあったら医師に聞いてみようと思います。