環境スペース~スタッフブログ~

環境スペースのスタッフが、日々の出来事などを書いていきます。

今さら聞けない・・・定番の北欧デザインってどんなもの?

インテリアには、ナチュラルやモダン、ヴィンテージやブルックリンなど様々なスタイルがあります。
一つのジャンルの中にも細かな分類があるので、自分好みのインテリアを見つけるのも時間がかかりがちです。
しかし、どのジャンルにも必ずと言っていいほど登場するのが「北欧スタイル」という言葉。
どんなものなのか環境スペースが詳しく解説しましょう。

北欧 デザイン インテリア


■北欧デザインってどんなもの?

北欧デザインとは、スウェーデンフィンランドノルウェーといった北欧諸国で確立されたデザインです。
太陽が沈まず一日中明るい「白夜」や、太陽が昇らず一日中暗い「極夜」が起こるこの地域では、独自のライフスタイルが構築されてきました。

・自然がモチーフ
北欧デザインの大きな特徴は、植物や動物といった自然をモチーフとしている点です。
斬新でありながらどこか懐かしさを感じるデザインは、人が忘れかけた原風景を思い起こさせるからかもしれません。

・シンプルで優しい色合い
北欧デザインには余計なものを加えず、最低限の要素をデザイン化するといった構成が目立ちます。
色使いも同様で、1~2色で済ませてしまうことも珍しくありません。
長く家の中にいる生活を送る北欧諸国では、インテリアに安らぎを求める傾向があります。
そのため、ニュアンスのある色をチョイスするなど、優しい色合いが多いです。

・実用性の高いデザイン
北欧諸国では家具や食器などを親子代々受け継ぐ習慣があります。
必然的に普遍的なデザインが好まれるようになり、華美なものより実用性の高さを重視するようになったといわれています。


■どうして日本で人気になったの?

北欧デザインが日本に登場したのは随分前のことです。
その後も数多くのジャンルが生まれましたが、その人気は衰えるどころか、融合し進化し続けています。
なぜこんなにも日本で人気なのでしょうか?

・日本人の感性と合う
北欧デザインの特徴である「シンプルかつ実用性重視」という考えは、実は古くから日本にありました。
戦国時代に茶人たちが提唱した「侘び寂び」です。
侘び寂びは茶器や茶室、人の佇まいや心構えなどにもおよび、それは日本人の感性として定着しました。
そんな日本人に北欧デザインは違和感なくフィットしたのでしょう。

・日本家屋とも相性がいい
自然をモチーフにし、素材を生かした北欧デザインは、木造建築の日本家屋と相性がいいです。
食器類も不思議と和食とよく合います。
同時に同じ場所に並べても違和感のない相性の良さが人気の理由の一つと言えるでしょう。

 

「インテリアを考えるのが苦手」という人はまず、北欧デザインを取り入れてみてください。
感性が合うだけでなく、日本の家屋とも相性がいいのできっと素敵なインテリアになりますよ。