環境スペース~スタッフブログ~

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アルミ鍋とステンレス鍋はどう見分ける?それぞれの得意料理は?

アルミ鍋とステンレス鍋を見分ける方法としてよくいわれるのが「磁石がくっつくかどうか」ですね。
でもそういつも手元に磁石があるとは限りません。
そんな時はどうしたらいいのでしょうか?
今回は鍋の素材の見分け方と、それぞれの得意料理について環境スペースが解説します。

 

アルミ鍋とステンレス鍋の簡単な見分け方とは?

「この鍋、アルミだっけ?ステンレスだっけ?」
そんな時は鍋でほんの少し、お湯を沸かしてみてください。
やり方はとても簡単です。
まず鍋に少量の水を入れ、火にかけます。
沸いてきたら鍋肌にお湯が当たるように傾けます。
この時に、

◎「ジュッ」と蒸発する音がしたらステンレス鍋
◎何も音がしなかったらアルミ鍋

と見分けられます。
ステンレスは熱伝導率があまり高くないため、お湯が当たっている部分とそうでない部分の温度差が開きがちです。
特に少量のお湯しか入っていないと、ほぼ空焚き状態になり鍋肌が高温に。
そのため、急にお湯が移動すると瞬時に蒸発してしまって音が出るんですね。
一方のアルミはとても熱伝導率に優れた素材です。
火にかけると、お湯の量にかかわらずどの部分も均一の温度を保っていられます。
急に傾けたとしても音が出ることはありません。


アルミ鍋はどんな料理が得意?

軽さと熱伝導率の良さが特徴のアルミ鍋は水気の多い料理が得意です。
煮物や汁物などを作る際はもちろん、料理の温め直しもすぐにできます。
大きいサイズのものなら茹で鍋としても重宝しますよ。
ただし、熱を保つ力は低いので火を消すとすぐに冷めてしまいます。
鍋ごと食卓に出したい時は土鍋などを使いましょう。


ステンレス鍋はどんな料理が得意?

アルミ鍋に比べて重くて熱伝導率の低いステンレス鍋はじっくりと仕上げる煮込み料理が得意です。
保温性に優れているので一度温まればあとは弱火だけで長時間熱を保てます。
ポトフやおでんなど、具材を煮崩れさせたくない料理に真価を発揮しますよ。
焦げ付いても簡単に洗い落とせるのでカレーやシチューも向いています。
また、ステンレス鍋の多くはIHコンロに対応しています。
引越しが多い、IHコンロにする予定があるなどの場合はステンレス鍋を揃えておくといいかもしれません。


アルミ製かステンレス製かを見分けるなら磁石がくっつくかどうかで判断できます。
でももしも磁石がない場合は少量のお湯を沸かしてみてください。
ジュッと音がしたらステンレス製と覚えておけば便利ですよ。