環境スペース~スタッフブログ~

環境スペースのスタッフが、日々の出来事などを書いていきます。

「赤い羽根共同募金」ってどんな活動?寄付金は何に使われているの?

子どもの頃、学校で赤い羽根を配られたことはありませんか?
募金のお礼として、受け取ったことのある人もいるでしょう。
この赤い羽根は、「共同募金」という募金活動のシンボルです。
「なんとなく聞いたことはあるけれど、詳しい仕組みは分からない」という人もいるかもしれませんね。
今回は、環境スペースが「赤い羽根共同募金」について解説していきましょう。

 

赤い羽根共同募金


■民間の募金活動から生まれたって知ってた?「共同募金」とは

日本では戦後、社会福祉施設などを支援するために募金活動が始まりました。
これは民間の施設に対して民間の団体が支援するものでしたが、今日では各自治体が設立した「共同募金会」が主体となって活動を続けています。
募金によって集められたお金は、地域内の福祉を推進するために活用されています。
具体的には、社会福祉事業や更生保護事業などの経営者に配分し、活動費や人件費などに充てられているそうです。
活動の正式名称は「共同募金」ですが、「赤い羽根共同募金」という名前の方が聞き覚えがあるかもしれませんね。


■募金できるのはいつまで?機会があったら募金してみよう

赤い羽根共同募金は、毎年10月1日から翌年の3月31日までに募金活動を行うと定められています。
12月は「歳末たすけあい募金」の活動も実施されているため、秋から冬にかけては募金シーズンですね。
11月にもなると、全国各地でボランティアによる募金活動が活発化します。
保育園・幼稚園などの施設や、小・中学校、病院や介護施設などでも赤い羽根共同募金の募集活動が行われています。
募金箱を見つけたら、優しい気持ちを入れてみてくださいね。
東京では募金活動にともなうイベントが開催され、厚生労働大臣NHK大河ドラマの出演者、大相撲力士が登壇することもあります。
イベントを楽しみながら、気持ちよく募金することができますよ♪


■何に使われているの?寄付金はサービス事業にも

募金されたお金は、翌年度の末日までに自治体の地域福祉団体などに配分されます。
あらかじめ使い道を明確にし、必要なところへ正しく配分する仕組みになっています。
これまでに集められた寄付金は、高齢者や障害者を対象とする食事・入浴支援、地域住民を対象とする福祉研修・講座費用、福祉機材の準備金などに使われました。
また、寄付金を災害時の支援に使える準備金として積み立てる制度も作られ、2004年10月の新潟中越地震で初めて拠出されています。


環境スペースは、今年も赤い羽根共同募金に協力しようと思っています。
みなさんも街で見かけたら、ぜひ募金してみてくださいね。
募金した証として胸に赤い羽根を付けると、なんだか誇らしい気分になりますよ♪