環境スペース~スタッフブログ~

環境スペースのスタッフが、日々の出来事などを書いていきます。

死んだふりが上手すぎる?おんぶで子育て?不思議すぎる動物「オポッサム」

オポッサムという動物を知っていますか?
環境スペーススタッフは先日、子どもと一緒に動物図鑑を見ていました。
その本で紹介されているオポッサムの生態を読んでいるうちに、本当に不思議な生き物だな…と思ったんです。
今回はあまり有名な動物ではないオポッサムについて環境スペーススタッフがご紹介しましょう。

 

 

オポッサムとは?

オポッサムは大きなネズミのような見た目から「フクロネズミ」とも呼ばれています。
また、子育て方法が独特なので「コモリネズミ」という異名もあります。
お腹に袋があり、カンガルーやコアラ、可愛くて人懐っこいと話題になったクオッカワラビーと似た種類の生き物です。
アメリカから南アメリカの大陸に棲み、70種類以上が生息しているといわれています。
草原や森林にいることが多いですが、市街地や人間の家に棲みつくこともあるそうです。


■死んだふりが得意

オポッサムは、天敵から身を守るために死んだふり(疑死状態)をします。
小動物は天敵に遭遇すると逃げ出すか、隠れたり体を大きく見せるなど威嚇したりすることがほとんどです。
しかしオポッサムは、体を硬直させると口を半開きにして舌を垂らし、まるで死んだようになります。
さらに唾液からは腐敗臭のような臭いを出すため、他の動物は信じ込んでしまうようです。
一度死んだふりをしたオポッサムは、天敵がいなくなるまでたとえしっぽを食いちぎられても動かないとか。
死臭さえ出すことができるとは、環境スペーススタッフは生きる執念を感じました。


■繁殖能力はアニマル界No.1!?

オポッサムは、生き残るために繁殖能力の高さも身に付けました。
メスは妊娠から12日程度で出産し、一度に20匹以上の子どもを産むそうです。
驚異的なのはオポッサムがオス・メスの産み分けができるという点で、丈夫な子どもになる可能性が高いオスを選んで産むことが多いとか。
環境スペーススタッフはどんな生き物でも、神様がオス・メスどちらが生まれるかを決めているものだと思っていましたが…
オポッサムの場合はママが決めることができるようです。
しかもこのママは子育てにも熱心で、なんと子どもを背中に乗せて育てるとか。
生まれたばかりの赤ちゃんはお腹の袋で育てますが、ある程度大きくなると袋から出ておんぶされるそうです。
この姿が可愛らしく、ここから「コモリ(子守)ネズミ」という名前がつきました。

 

 

キタオポッサムやヨツメオポッサム、ピグミーオポッサムなど、「オポッサム」と名前がつく種類は70~100種類以上あるといわれています。
それぞれ見た目が全く違い、同じ種類の動物には見えないのも面白い特徴です。
興味がある人は調べてみてくださいね。