環境スペース~スタッフブログ~

環境スペースのスタッフが、日々の出来事などを書いていきます。

異常気象が「異常」じゃなくなる!?そろそろヤバい地球温暖化

今年の夏は、台風が大きな被害をもたらしました。
専門家によると、異常気象が起こることが当たり前になりつつあるそうです。
いずれ日本の四季は「二季」になってしまうという懸念もあります。
日本には季節ごとに旬の食材があり、古来から親しまれている風物詩も多く残っています。
日本の気候が暑い・寒いの2つしかなくなってしまったら、繊細な四季の移り変わりに思いを馳せることもなくなるでしょう。
環境スペースは、今後も異常気象が続く可能性と地球温暖化の影響について調べてみることにしました。

 

異常気象が「ニューノーマル化」している?

2023年8月に発生した大型台風6号は、沖縄から九州地方へ向かいました。
通常よりもゆっくりと動いたため、被害が拡大したとみられています。
さらに一度沖縄を離れた後、Uターンして戻ってきたのも異常なことであったと専門家は語っています。
さまざまな見解がありますが、海面の水温上昇が要因の一つです。
そして水温が高くなる原因は、地球温暖化によるものだという説があります。
地球が温まることで猛暑だけでなく、異常な台風が発生しやすくなっているのです。
近年では異常気象が珍しくなく、まさに「ニューノーマル化」していると専門家は危惧しています。

 

 

北極が温まるとノロノロ台風になる?

氷山が溶けてホッキョクグマやペンギンが困っているイメージを、環境保全ポスターなどで見たことがある人もいるでしょう。
日本から遠く離れた北極の温暖化は、自分達にはあまり関係ない話だと思ってしまうかもしれません。
しかし、北極が温暖化することで偏西風が蛇行し、ゆっくり動く台風が発生しやすくなるという見解もあります。
夏に台風が到来する日本では被害が拡大し、猛暑や大雨が同時多発的に起きてしまうと懸念されています。
また、地球全体が温まっているからといって冬も暖かくなるわけではなく、むしろ寒波が到来しやすくなるそうです。
春と秋がどんどん短くなって、夏は酷暑、冬は極寒・・・。
そんな未来がすぐそこまで迫っています。

 

人間が適応するしかない?CO2を削減しても戻らない地球環境

専門家によると、政府や企業が大幅にCO2を削減しても地球温暖化がすぐに止まるわけではないといいます。
一度温まった地球を冷ますのは難しいため、人間が環境に適応するしかありません。
酷暑の夏は熱中症に気を付ける、大雪が降る冬は交通が遮断された時のために備えることくらいしかできないでしょう。
特に深刻なのは農業への影響で、環境の変化に合わせて生育する作物を変えていく必要があると環境スペースは思います。


今すぐ地球を冷ますことはできませんが、これ以上温暖化を進めないために努力できることはたくさんあります。
環境に配慮した製品づくりをする、CO2を削減する技術を開発するなど、政府や企業、人類すべてが協力するべき時が来ているのかもしれません。